ドイツ自動車工業界の動き

フォルクスワーゲン、5月の販売記録更新

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は7日、VWブランドの5月の販売台数が前年同月比5.1%増の53万9,700台となり、5月単月の販売台数で過去最高を更新したと発表した。1~5月の累計販売は、前年同期比6.7%増の2 […]

CATL、独エアフルト近郊に電池セル工場を建設か

中国のリチウムイオン電池大手コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー・リミテッド(寧徳時代新能源科技、CATL)はドイツのテューリンゲン州の州都エアフルト近郊に電池セル工場を建設する方向で検討しているもようだ。独地

ポルシェ、「クロスツーリスモ」を2020年から量産開始

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手ポルシェは、ポルシェ初の純粋な電気自動車(BEV)「ミッションE」の派生モデル「クロスツーリスモ」を2020年から量産する。ポルシェのBEVシリーズのプロジェクトマネージャーを

VW、I.D.シリーズの量産に向け生産技術の養成プログラム実施

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、新世代の電気自動車「I.D.」シリーズの量産開始に向けて、生産技術を習得するための養成プログラムを実施する。世界から若手のエンジニアと技能職の100人が参加する。期間は3年で、

VDMA外国貿易部長、中国における外資系企業の不利を指摘

ドイツ機械工業連盟(VDMA)のウルリッヒ・アッカーマン外国貿易部長は独経済紙『ハンデルスブラット』によるインタビュー取材の中で、外資系企業が中国事業で直面している障壁などについて語った。 アッカーマン氏は、中国は市場開

ドイツ機械工業連盟、中国に市場開放を要求

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は、中国に対し、欧州で中国企業に認められているのと同様の投資条件を中国でも外国企業にも認めるよう求めている。5月に中国を訪問したドイツのアンゲラ・メルケル首相には、中国の市場開放に関する要求

Geospin

地理的な情報(ジオデータ)を収集・分析するソフトウエアを開発しているドイツの新興企業。独フライブルク大学の経済情報学者らが設立したスピンオフ企業で、同社はこのほど、ドイツのベンチャーキャピタルファンドのHigh-Tech

ダイムラーにリコール命令、排ガス不正で77万台

ドイツのアンドレアス・ショイアー連邦交通相は11日、自動車大手のダイムラーに計77万4,000台のリコール(無料の回収・修理)を命令すると発表した。同社に対しては交通省傘下の連邦陸運局(KBA)が5月下旬に4,923台の

アウディ社長宅に立ち入り捜査、排ガス不正で

ミュンヘン検察当局は11日、フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社であるアウディのルパート・シュタートラー社長と取締役1人の自宅を対象に立ち入り捜査を実施した。違法なソフトウエアの搭載車を欧州市場で販売したことに絡んで

アーヘンでもディーゼル車走行禁止の恐れ、行政裁判決で

独西部アーヘン市の大気浄化計画は不十分として環境保護団体ドイチェ・ウンベルトヒルフェ(DUH)が旧型ディーゼル車の走行禁止も盛り込むよう地元ノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州政府に求めて起こした裁判で、一審のア

シュコダ自が委託生産を検討、受注好調を受け

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のチェコ自動車大手シュコダは11日、受注好調による需要の増加に対応するため委託生産を検討していることを明らかにした。VWグループの工場ネットワークだけでは「受注の全ては賄いきれない」ため、

環境対応トラックの購入に助成金

ドイツ連邦交通省は4日、環境に優しいトラックの購入者に助成金を交付することを明らかにした。運送会社の調達を促すことが狙い。連邦物流庁(BAG)で7月にも申請できるようになる見通しだ。 助成金の交付対象となるのは天然ガスト

ダイムラー―商用車部門で電動車ユニット創設―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は7日、商用車部門内に電動車事業を統括する新ユニット、Eモビリティ・グループ(EMG)を設立すると発表した。世界最大の商用車メーカーとしての地位を電動トラックの分野でも獲得する

オペル

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは次世代「コルサ」の開発費を現行モデルに比べて最大50%削減する考えだ。ミヒャエル・ローシェラー社長が11日、開発拠点のあるリュッセルスハイム本社で明らかにしたもので、PSAとプラットフ

ダイムラー、ハンガリー第2工場を着工

独自動車大手ダイムラーは5日、ハンガリーのケチケメートに建設する乗用車の第2工場の定礎式を行った。同工場は、異なる車両構造(アーキテクチャ)や燃料タイプの車両を一つの生産ラインで生産できる同社初の「フル・フレックス工場」

ロシアのメルセデス工場、19年第1四半期にも操業開始

独自動車大手のダイムラーがロシアに建設中のメルセデスベンツの乗用車工場は、2019年第1四半期にも操業を開始する見通しだ。ロシアのヴァディム・クロモフ投資・イノベーション副大臣がSkrin Newswire紙に明らかにし

VW、中国に3工場を開設

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は5月28日、中国の第一汽車(FAW)との合弁会社、一汽大衆(FAW VW)が今後数カ月以内に中国で3工場を新たに開設すると発表した。これにより、電気駆動車と同国で販売が好調なSU

業界見本市「Power2Drive」、ミュンヘンで6月に開催

ドイツのミュンヘンで6月20~22日まで、電気駆動車(エレクトロモビリティ)や充電インフラに関する新しい専門見本市「Power2Drive」が開催される。これと並行して6月19~20日には、業界会議も開催される。さらに、

ダイムラー―配車サービスのタクシファイに出資―

アプリを用いたタクシー配車サービスを手がけるエストニアの新興企業タクシファイは5月30日、投資家から総額1億7,500万ドルを調達したと発表した。『フィナンシャル・タイムズ』紙によると、自動車大手の独ダイムラーはそのうち

オペル―独従業員と合意、賃上げ凍結の見返りに雇用保障―

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは5月29日、ドイツの従業員との間で枠組み協定を締結した。賃金引き上げを凍結する見返りとして国内工場の存続と雇用を保障するという内容。同国以外のオペルの拠点ではすでに労使合意が成立してい

ドイツポスト(物流)―配達EV子会社の第2工場開設―

ドイツポスト(ボン)の配達用電気自動車(EV)製造子会社であるストリート・スクーターの第2工場が5月30日、独西部のデューレンに開設された。年産能力は1万台。ストリート・スクーター全体の生産能力は2万台に倍増した。 スト

ディーゼル車走行禁止、ハンブルクでスタート

ディーゼル車の走行禁止措置がドイツ北部のハンブルク市(州)で5月31日に導入された。ディーゼル車の走行が制限されるのは同国で初めて。イエンス・ケルスタン州環境相(緑の党)は記者会見で、旧型ディーゼル車を対象に窒素酸化物(

ポルシェが新車の販売受付停止、新排ガス規制に間に合わず

高級車大手の独ポルシェが新車の販売受付を全面的に停止している。9月以降の新車登録に適用される排ガス規制の準備が間に合わないためだ。BMWやフォルクスワーゲン(VW)などでも一部モデルの受付を停止しているが、全面停止はポル

乗用車新車登録、祝日の影響で5月は約6%減に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した5月の乗用車新車登録台数は前年同月比5.8%減の30万5,057台へと落ち込んだ。移動祝日の関係で比較対象の昨年5月に比べ営業日数が2日少なかったことが響いた格好。1~5月の累計は

ダイムラー―ハンガリーに新工場、混流生産を初導入―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は5日、ハンガリー中部のケチケメートで乗用車新工場の定礎式を行った。ケチケメートにはすでに完成車工場があり、同地の生産規模を拡大することになる。 10億ユーロを投じて工場を新設

ダイムラー―電動車の投入に遅れ―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)で電動乗用車の市場投入が当初予定よりも後にずれ込むもようだ。経済紙『ハンデルスブラット』が社内情報として5日、報じたもので、技術的な問題と電池の供給不足が原因と説明している。同

中国の関税引き下げ、独高級車メーカーの追い風に

中国政府が5月22日に発表した輸入自動車に対する関税引き下げは、ドイツの高級車メーカーにとって販売台数拡大の好機となりそうだ。ドイツ高級車メーカーは、中国への輸出台数が多いためで、競合の現地生産車との価格差を縮めることが

BMW、中国合弁の電池工場を拡張

独自動車大手のBMWグループは5月28日、中国の提携先である華晨中国汽車(Brilliance)との合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)が運営する瀋陽の電池工場で、拡張工事の定礎式を行った。これにより、

ストリート・スクーター、第2工場で生産開始

独郵便・物流大手のドイツポストDHLグループは5月30日、電気駆動の配送車を開発・生産する子会社のストリート・スクーターがアーヘン近郊のデューレンにある第2工場で生産を開始したと発表した。生産能力は最大年1万台(従業員数

ポルシェ、2019年にフォーミュラE参戦

独高級スポーツメーカーのポルシェはこのほど、2019年末開催のフォーミュラE(電気駆動のF1)から参戦すると公式表明した。すでにFIA世界耐久選手権の最高クラスLMP 1に参加してきたプロジェクトチームのエンジニア約13

BMW―中国電池工場を拡張―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は28日、中国の合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)が瀋陽大東区の車載リチウムイオン電池工場を拡張すると発表した。同電池工場は昨年10月に開設されたばかり。現地の電動車

BMW―ライプチヒ工場の生産能力を1.4倍に―

高級車大手のBMW(ミュンヘン)は24日、独ライプチヒ工場の近代化・拡張計画を発表した。2020年までに総額3億ユーロ強を投じ、生産能力を現在の約25万台から35万台へと40%拡大する。 近代化・拡張の対象となるのは塗装

ドイツ鉄道―デマンドバスの運行を小都市で開始―

ドイツ鉄道(DB、ベルリン)は24日、各乗客の要望に応じて運行するデマンドバスのサービスを西南ドイツの小都市ヴィトリッヒで開始した。公共交通機関の密度が低い地方部で需要があるとみており、他の自治体にも拡大していく考えだ。

ダイムラーにリコール命令、陸運局が違法な排ガス操作と判断

自動車大手の独ダイムラーは24日、トランスポーター「ヴィート」のエンジン制御システムに違法な機能が搭載されているとして、独連邦陸運局(KBA)からリコール(無料の回収・修理)を命じられたことを明らかにした。同社は違法性を

アウディ、「A6」セダンの新モデルを6月に市場投入

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手アウディは、「A6」セダンの8代目となる新モデル「50 TDI」を6月に市場投入する。BMWの「5シリーズ」やメルセデスベンツ「Eクラス」の競合車種となり、販売価格は5万8,0

Daimler

独自動車大手のダイムラー は17日、子会社の三菱ふそうトラック・バスがオランダに電気駆動小型トラック「eキャンター」12台を出荷したと発表した。PostNL(オランダポスト)や物流会社のAlbert HeijnやCorn

独ハンブルク市、ディーゼル車の乗入れ制限を実施

ドイツのハンブルク市は23日、シュトレーゼマン通り(対象:トラック)とマックスブラウアーアレー(対象:トラックと乗用車)の2区間で5月31日からディーゼル車の乗り入れ制限を実施すると発表した。欧州連合(EU)の排ガス規制

独ネットワーク庁、19年初めにも5G周波数帯の入札実施

ドイツ連邦ネットワーク庁はこのほど、2ギガヘルツと3.6ギガヘルツの周波数帯の入札を実施すると発表した。これにより、より迅速かつ大量のデータ送信が可能になり、産業界のデジタル化(インダストリー4.0)や自動運転機能の実用

独ダイムラー、仏工場でメルセデスベンツの電気自動車を生産

独自動車大手のダイムラーは18日、フランスのハンバッハ工場でメルセデスベンツの電気自動車を生産すると発表した。メルセデスベンツが新ブランド「EQ」から販売するコンパクトカーを生産する。同計画の実施に向け、ハンバッハ工場に

BMW、ライプチヒ工場に3億ユーロ超投資

独自動車大手のBMWグループは23日、ドイツのライプチヒ工場に3億ユーロ超を投資すると発表した。生産能力を約10万台引き上げるとともに、車体製造や塗装、組立てライン、物流施設の設備を近代化する。 生産能力は、現在の年約2

独インフィニオン、墺に工場増設

独半導体大手のインフィニオン・テクノロジーズは18日、パワー半導体の新工場を建設すると発表した。オーストリア南部のフィラッハにある拠点に300ミリウエハの工場を建設する。今後6年間で総額16億ユーロを投資する計画で、従業

欧州委が独を提訴、NOx規制違反で

ディーゼル車を取り巻く環境がドイツで一段と厳しさを増してきた。欧州連合(EU)の欧州委員会は窒素酸化物(NOx)の濃度規制遵守に向けた対策が不十分だとしてEU司法裁判所(ECJ)にドイツを提訴。同国の最高である連邦行政裁

ダイムラー―EQブランド車を仏工場で生産へ―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は18日、仏東部のハンバッハ工場で電動車ブランド「EQ」のコンパクトカーを生産すると発表した。電動車の種類と販売台数を増やす戦略に基づく措置。電動車の生産拠点は独ブレーメン、ラ

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