大手企業の動向(EUビジネスウオッチ関連)

ヘンケル(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は2億7,300万ユーロで、前年同期の1億4,300万ユーロから倍増。製造業の回復を受け、工業用接着剤などの需要が増え、収益が大きく拡大した。売上高は12%増の38億9,00 […]

BNPパリバ(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は21億500万ユーロで、前年同期から31%増加。リテール部門、富裕層向け資産管理部門が好調だったほか、貸し倒れ引当金がリーマンショック以降で最低の水準まで減少し、収益が大き

ソシエテ・ジェネラル(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は10億8,400万ユーロで、前年同期の3億900万ユーロから急増。投資銀行部門は不振だったが、仏リテール部門が好調だったほか、債務の再評価に伴う特別利益も収益を押し上げた。

HSBCホールディングス(2010年6月中間決算)

2010年6月中間決算の純利益は67億6,000万ドルで、前年同期の33億5,000万ドルから倍増。不振だった北米事業が黒字に転じたほか、貸し倒れ引当金が46%減り、収益を押し上げた。北米事業は4億9,200万ドルの税引

ロイズ・バンキング・グループ(2010年6月中間決算)

2010年6月中間決算で16億ポンドの税引き前利益を計上し、前年同期の赤字(39億6,000万ポンド)から黒字に復帰。貸し倒れ引当金が134億ポンドから65億5,000万ポンドまで縮小し、収益が改善した。黒字はロイズTS

バークレイズ(2010年6月中間決算)

2010年6月中間決算の純利益は24億3,000万ポンドで、前年同期から29%増加。貸し倒れ引当金が32%減の30億8,000万ポンドまで減ったほか、投資銀行部門が好調で、収益を押し上げた。 \

ユニリーバ(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)の純利益は11億5,400万ユーロで、前年同期から39%増加。アジア、アフリカ、中南米での販売が好調で収益を押し上げた。売上高は12.4%増の117億5,200万ユーロ。 \

ウニクレディト(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は1億4,800万ユーロで、前年同期から70%減少。トレーディング収入が大きく落ち込んだほか、カザフスタン子会社ののれん代償却が響き、大幅減益となった。 \

英RBS銀、国内318支店をサンタンデール銀に売却

英最大手銀行のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は4日、英国内の318支店をスペイン最大手銀行バンコ・サンタンデールに売却することで合意したと発表した。これによりサンタンデールの英支店数は約1,600に拡大

UPMキュンメネ(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算で1億6,900万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(800万ユーロ)から黒字に転換。需要増大で販売が増えたほか、ウルグアイの製紙工場買収で供給量が拡大したことが反映された。売上

MAN(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は1億5,300万ユーロで、前年同期の2,200万ユーロから急増。欧州市場で大型トラックの需要が回復し、販売が急増した。売上高は16%増の36億1,000万ユーロ。 \

シーメンス(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第3四半期)決算の純利益は14億1,000万ユーロで、前年同期から12%増加。産業機器、医療機器、電球の需要が伸び、増益を確保した。売上高は4%増の192億ユーロ。 \

SAP(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は4億9,100万ユーロで、前年同期から15%増加。米国、新興市場での販売が好調で収益を押し上げた。売上高は12%増の約29億ユーロ。 \

バイエル(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は5億2,500万ユーロで、前年同期から1.3%減少。化学部門は好調だったが、製薬部門が30%、農業化学部門が33%の減益となり、収益が悪化した。売上高は14.6%増の91億

BASF(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は11億8,000万ユーロで、前年同期の3億4,300万ユーロから急増。世界的な景気回復で需要が拡大し、大幅増益となった。売上高は30%増の162億1,000万ユーロ。 \

メルク(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は1億8,340万ユーロで、前年同期から69%増加。薄型テレビ、パソコンなどに使われる液晶の販売や化学部門が好調で、大幅増益となった。売上高は15.6%増の22億ユーロ。 \

ルフトハンザ(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は1億9,400万ユーロで、前年同期の8,900万ユーロから急増。旅客、貨物部門とも需要が回復し、収益が拡大した。売上高は30%増の69億ユーロ。 \

ダノン(2010年6月中間決算)

2010年6月中間決算の純利益(継続事業、定率為替ベース)は8億4,800万ユーロで、前年同期から10%増加。アジアなど新興市場でヨーグルト、ミネラルウォーター、ベビーフードなどの販売が好調で増益を確保した。売上高は7%

李嘉誠氏、仏EDFの英送電網買収を提案

仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)は7月30日、香港の有力実業家である李嘉誠氏が率いるコンソーシアムが英国の送電網買収を提案したことを明らかにした。買収総額は58億ポンド。実現すれば香港企業による英国での買収では過

英BP、トップが引責辞任

石油大手の英BPは7月27日、トニー・ヘイワード最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。メキシコ湾での原油流出事故を受けた引責辞任で、10月1日付で現職から退く。後任には事故処理の責任者であるロバート・ダドリー取締役が

ブリティッシュ・エアウェイズ(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は1億2,200万ポンドの赤字。乗務員のストライキ、アイスランドの火山噴火に伴う欠航が響き、赤字幅は前年同期の1億600万ポンドから膨らんだ。売上高は2.3%減の19億4,

シーメンス、組み立て子会社をASMに売却

独電機大手のシーメンスは7月29日、組み立てシステム子会社SEAS(シーメンス・エレクトロニクス・アセンブリー・システムズ)をオランダ半導体製造装置大手ASM傘下のASMパシフィック・テクノロジー(ASMPT)に売却する

仏アレバとEDF、戦略的提携

フランス政府は7月28日、原子力大手の国営アレバと電力最大手の仏電力公社(EDF)が戦略的提携を結ぶことで合意したと発表した。アレバが年内に実施する最大15%の増資の一部をEDFが引き受ける。両社の提携により、海外での原

ドイツ銀行(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は12億ユーロで、前年同期から9%増加。投資銀行部門が不調だったものの、リテール銀行部門、トランザクションバンキング部門、富裕層向け資産管理部門が好調で、増益を確保した。貸し

アルセロール・ミタル(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は17億ドルの黒字で、前年同期の赤字(7億9,200万ドル)から改善。景気回復で欧米などからの需要が回復し、黒字転換を果たした。売上高は43%増の216億ドル。 \

フォルクスワーゲン(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は12億5,000万ユーロで、前年同期の2億8,300万ユーロから急増。中国、欧米での販売が好調で、四半期ベースでは過去2年で最高の利益を計上した。売上高は21.9%増の33

UBS(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は20億1,000万スイスフラン(19億1,000万ドル)の黒字で、前年同期の赤字(14億スイスフラン)から改善。投資銀行部門の収益が増えたほか、富裕層向け資産管理部門も回

ダイムラー(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は13億ユーロの黒字で、前年同期の赤字(10億6,000万ユーロ)から回復。中国など新興国での販売が伸び、収益が改善した。売上高は28%増の251億ユーロ。 \

SAPのサイベース買収を承認

欧州委員会は20日、独ソフトウエア大手のSAPが米同業サイベースを買収する計画を承認したと発表した。両社は5月中旬、総額は58億ドルでの買収で合意していた。 \ 買収の可否をめぐる欧州委の審査では、両社の事業はデータベー

英レキット、「デュレックス」のSSLを買収

英大手消費財メーカーのレキット・ベンキーザーは21日、コンドームのブランド「デュレックス」で知られる英SSLインターナショナルを買収することで合意したと発表した。買収総額は25億4,000万ポンド。家庭用洗剤「シリットバ

独VW、上期販売数16%増

独自動車最大手のフォルクスワーゲン(VW)は23日、2010年上半期のグループ販売台数が358万台となり、前年同期から約16%増加したと発表した。中国が45.7%増の95万300台、米国が29.2%増の17万5,300台

エレクトロラックス(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は10億3,000万クローナ(1億4,000万ドル)で、前年同期から56%増加。減収となったものの、コスト削減効果で収益が向上した。売上高は0.6%減の273億1,000万ク

クレディ・スイス(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は15億9,000万スイスフラン(15億1,000万ドル)で、前年同期から1%増加した。ギリシャ危機に伴う金融市場の混乱で投資銀行部門の収益は半分以下に落ち込んだが、多額の税

ロシュ(2010年6月中間決算)

2010年6月中間決算の純利益は56億スイスフラン(53億ドル)で、前年同期から37%増加。米バイオ大手ジェネンテック買収に絡むコストの低下が反映された。売上高は5%増の246億スイスフラン。 \

シンジェンタ(2010年6月中間決算)

2010年6月中間決算の純利益は12億5,400万ドルで、前年同期から11%減少。北米をはじめとする先進国で価格競争が厳しかったほか、営業・投資費用の拡大が響いた。売上高は67億4,000万ドルで1%増加した。種苗部門が

SEB 、独リテール事業をサンタンデールに売却

スウェーデンの金融大手SEBは12日、ドイツのリテール事業をスペイン最大手銀行バンコ・サンタンデールに売却すると発表した。取引金額は5億5,500万ユーロ。SEBは売却益を成長が見込まれる戦略分野に投資する意向だ。ドイツ

デンソー、独の開発拠点を拡充

デンソーは14日、ドイツのヴェークベルク市にあるアーヘン・エンジニアリング・センター(AEC)を拡充すると発表した。欧州における開発設計能力を強化する狙いで、7月下旬から稼動させる予定だ。投資額は1,930万ユーロで、の

ダイムラー、福田汽車とトラックで合弁

高級車大手の独ダイムラーは16日、北京汽車傘下の福田汽車と共同でトラック生産・販売の合弁会社を中国に設立する契約に調印した。2008年4月に成立した両社の仮契約はようやく本契約にこぎつけた格好。ダイムラーは今後、折半出資

フォルクスワーゲン、揚州に工場建設

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は15日、中国東部の揚州に工場を建設すると発表した。同国需要の急速な拡大に対応し、現地市場トップの座を堅持する狙い。 \ VWは中国生産台数を2013~14年までに現在の2倍の30

ギリシャのピレウス銀、2銀行に買収提案

ギリシャ5位銀行のピレウス銀行は15日、ギリシャ政府が保有するギリシャ農業銀行とヘレニック・ポストバンクの株式を総額7億100万ユーロで取得することを提案したと発表した。金融危機対策として国内銀行の統合を促す政府に呼応し

KBC、2部門を大和証券に売却

ベルギーの金融・保険大手KBCグループは5日、アジアのデリバティブ部門など2部門を大和証券の投資銀行部門である大和証券キャピタル・マーケッツに売却すると発表した。売却額は約10億ドル。今年4四半期中の取引完了を目指す。

プジョー・長安汽車、合弁で正式合意

仏自動車大手PSAプジョー・シトロエンは9日、中国の重慶長安汽車グループと合弁会社を中国に設立することで正式合意したと発表した。折半出資で84億元(12億ドル)を投じ、深圳に工場を設立する。 \ 両社は5月に合弁会社設立

測量器のヘキサゴン、米ソフト会社を買収

測量機器大手のヘキサゴン(スウェーデン)は7日、米ソフト会社のインターグラフを買収することで合意したと発表した。インターグラフは政府や企業が精密な地図を作成する際に用いられる特殊ソフトのメーカー。ヘキサゴンは同社を別部門

ABB、英クロライド買収を断念

スイスのエンジニアリング大手ABBは1日、英同業クロライドへの買収提案を撤回すると発表した。両社は6月初めに買収で合意していたが、米エマソン・エレクトリックがABBを上回る額での買収を提案。ABBは対抗することができず、

独シーメンス、銀行設立へ

電機大手の独シーメンスが銀行を設立する。同社のイェー・ケーザー取締役(財務担当)が6月28日付の『南ドイツ新聞』に掲載されたインタビューで明らかにした。金融危機の経験を受け、独自の金融機関を持つ必要性を痛切したとしている