独海運大手ハパックロイド、年内にIPO実施

独海運大手のハパックロイドは9月28日、年内に新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。世界経済の先行き懸念など市況は良好でないものの、同社は4~6月期に営業損益が黒字化し、業績が改善しているほか、船舶調達資金も必要なことからIPOに踏み切る。

IPOでは5億ドルの調達を目指す。大株主の同業CSAVとキューネ・マリタイムは出資比率を維持するため、それぞれ新株を5,000万ドル引き受ける。IPOの規模は当初、10億ドルとみられていたが、市場環境の悪化を受けて縮小したもようだ。

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