ウクライナ中央銀行は24日、政策金利を5ポイント引き下げて22%とすることを決め、25日に新金利を適用した。利下げは先月末の3ポイント引き下げに続くもの。通貨フリブナの対米ドル為替相場の安定と、インフレリスクの後退を受けて追加利下げに踏み切った。
同国の8月のインフレ率は52.8%と依然として高いものの、過去4カ月間は鈍化傾向にある。中銀は2016年末にインフレ率が12%まで低下すると予測する。
ウクライナでは国際通貨基金(IMF)による金融支援が11月に予定されている。これにより同国の外貨準備高は現在の130億ドルから150億ドルに拡大する見通しだ。