自動車部品大手の仏ヴァレオは12月21日、車載通信部品製造の独パイカーを買収すると発表した。自動運転やコネクテッドカー分野のノウハウ拡充が狙い。取引金額は明らかにしていない。買収手続きの終了には独禁当局の承認が必要となる。
パイカーは自動車用の超音波センサーやレーダー、カメラ、レーザースキャナー、ヘッドアップ・ディスプレー、ソフトウエアを手がけている。ドイツのほか、米国、メキシコ、フランス、中国に事業拠点を持ち、従業員数は1,000人強。2015年の売上高は3億1,000万ユーロとなる見通しだ。