11月製造業売上2.3%減少、ユーロ圏外が足かせに

ドイツ連邦統計局が11日発表した2015年11月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.3%減(暫定値)となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。ユーロ圏外が5.2%減と大幅に落ち込んだことが最大のマイナス要因。国内も2.4%低下した。ユーロ圏(ドイツを除く)は2.6%増加し、2カ月ぶりに拡大した。

主要部門のなかでは自動車・自動車部品の下落幅が最も大きく、6.9%に達した。国内とユーロ圏外がそれぞれ8.2%、7.6%の幅で落ち込んでいる。機械もユーロ圏外が5.3%減となり、1.3%低下した。

情報機器・電子・工学製品は2.7%増と大きく拡大した。ユーロ圏外とユーロ圏がそれぞれ8.7%、6.1%増えて全体が押し上げられた格好。化学とゴム・樹脂製品も各2.5%、2.0%の幅で伸びた。

11月の製造業売上は前年同月比では0.5%減少(物価・営業日数調整値)した。ユーロ圏は6.4%増と好調だったものの、ユーロ圏外が4.8%低下。国内も0.6%落ち込んだ。

1~11月の累計は前年同期1.6%増(同)だった。ユーロ圏が4.8%増加。ユーロ圏外と国内もそれぞれ1.5%、0.4%拡大した。

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