独連邦カルテル庁は12日、小売価格を違法な方法で統制していたブロック玩具大手レゴの独法人(Lego GmbH=以下レゴ=)に13万ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。
レゴは2012年から13年にかけて「ハイライト商品」と命名した特定の商品について小売価格の指定額を明記したリストを定期的に作成。同指定額を下回る価格で販売する事業者に対し供給量を減らすないしゼロにすると脅し、販売価格の維持を図っていた。また、同価格の順守を各販売事業者向けの割引額に反映させていた。
レゴはカルテル庁の調査開始後、調査に積極的に協力したほか、責任者への人事措置を講じるなどしたため、同庁は制裁額を引き下げた。