ネットで食品購入、ユーザーの28%に

ドイツのネットショップ利用者の約28%が食料品を少なくともこれまでに一度、インターネットで注文していることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の調査で分かった。2012年時点では同10%にとどまっており、利用者が急速に増えていることがうかがわれる。Bitkomのベルンハルト・ローレーダー専務理事は、仕事が忙しく時間に追われている人や家族のいる人がスーパーマーケットに代わる、あるいは補完する購入チャンネルとして利用しているとの見方を示した。

利用者の割合は特に30~49歳の年齢層で高く、33%に上った。

利用頻度では、「ときどき」が39%(ネットショップで食料品を購入したことがある人が対象)で最も多く、これに「めったに利用しない」が33%で続いた。「定期的」は18%で、「一度しか利用したことがない」は9%だった。

麺類や小麦粉など長期保存が可能な食料品をネットで購入した人は87%と多かった(複数回答可)。生鮮食料品は同31%にとどまる。

ネットショップでの食料品購入に「とても満足している」人は36%、「どちらかというと満足している」人は55%で、合わせて90%を超えた。

ネットで食料品を購入しない人に理由を尋ねたところ(同)、最も回答が多かったのは「配達を待てない」で60%に上った。2位は「食料品の鮮度が低い」で59%。「配達料金」は32%で、「個人情報の漏えい」と回答した人も7%いた。

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