上半期売上増、ICT企業の74%が予想

ドイツの情報通信技術(ICT)企業の74%が今年上半期の売上高が前年同期比で増加すると見込んでいることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が20日発表したアンケート調査結果で分かった。昨年下半期に増収となった業界企業も73%に上っており、ICT業界では好景気が続く見通しだ。

今年上半期に売上増を見込む企業の割合が最も高かった業種はソフトウエアで81%を記録。ITサービスも同80%に達した。通信技術は63%で、最低のITハードウエアも51%に上った。

アンケートでは事業の足かせとなっている要因も質問した。回答が最も多かったのは「専門人材の不足」で61%を記録。1年前の2015年1月に行った調査から9ポイント増加した。「政治的な枠組み条件」は33%で、回答が2番目に多かった。

Bitkomによると、今年のICT業界売上高は前年比1.5%増の1,584億ユーロとなり、3年連続で拡大する見通しだ。

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