ダイムラー―1月のメルセデス販売台数、中国は52%増加―

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が5日発表した乗用車ブランド「メルセデスベンツ」の1月の販売台数は前年同月比19.9%増15万814台と大幅に伸びた。販売増は35カ月連続。中国販売が52.0%増の4万2,671台とこれまでに引き続き大きく伸びて全体をけん引した。足元の欧州も15.2%増の5万4,937台と好調だった。

アジア太平洋は中国がけん引役となり37.1%増の6万3,440台に拡大した。日本は9.3%減の4,111台と振るわなかったものの、フォルクスワーゲン(VW)から奪取した外国車1位の地位をキープした。

欧州は英国、スペイン、ベルギー、スイスの4カ国で20%以上の伸びを記録し、それぞれ過去最高を更新した。ドイツは1.8%増の1万5,779台。

北米自由貿易協定(NAFTA)圏は2.3%増の2万8,185台で、主力の米国は0.2%増の2万4,664台だった。

車種別ではSUVが62.5%増の5万3,996台と特に大きく伸びた。コンパクトカーも好調で、35.9%増の4万5,840台に拡大した。

超小型車ブランド「スマート」は10.3%増の9,324台だった。同ブランドの英国販売は3倍以上に拡大したという。メルセデスベンツにスマートを合わせた乗用車の合計販売台数は16万138台で、19.3%増加した。

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