ドイツ連邦陸運局(KBA)の統計によると、2015年の同国の乗用車新車登録(320万6,042台)のうち、電気自動車は1万2,363台と全体の0.4%にとどまった。電気自動車のブランド別登録台数は、フォルクスワーゲン(VW)が1,648台で最も多かった。
VWは小型車「アップ(up)」と同社の主力車「ゴルフ」の電気自動車を販売している。ダイムラーは1,161台で、うちダイムラー傘下の超小型車ブランド「スマート」が676台、メルセデスベンツ「Bクラス」は485台だった。BMWは1,051台だった。
国外ブランドでは、起亜が3,842台で最も多かった。ただ、起亜のディーラーが自社登録した後、国外へ輸出したためとされている。ルノーは1,339台、日産は1,016台だった。
電気自動車の価格が通常の内燃エンジンモデルに比べて高いことが普及の進まない一因と見られている。電気自動車の販売価格はスマートでは約2万4,000ユーロから、BMW「i3」やVW「ゴルフ」はベーシック仕様で3万5,000ユーロから、メルセデスベンツ「Bクラス」は約4万ユーロからとなっている。