仏ルノー、日産の次世代バンを仏工場で生産

仏自動車大手のルノーは17日、同国北西部のサンドゥヴィル工場で日産の次世代小型商用車「NV 300」を生産すると発表した。これにより同工場の生産台数は2016~2026年に10万台増える見通し。

ルノーはサンドゥヴィル工場に3年間で2億3,000万ユーロを投資してバンの生産体制を整備した。「NV 300」はルノー「トラフィック」と同じ生産ラインで生産する。また、NV 300およびトラフィックに搭載するエンジンは、仏北部のクレオン工場で生産する。サンドゥヴィル工場では現在、米ゼネラルモーターズ(GM)傘下のオペル/ボクスホールのバン「ヴィヴァーロ」を生産しており、フィアットの次世代中型バンの生産も近く開始する予定。

ルノーは自社ブランドの小型商用車だけでなく他のメーカー向けにも小型商用車を生産している。仏北西部のモブージュ工場では、メルセデス「シタン」およびルノー「カングー」を生産しており、同国北東部のバチイイ工場では日産「NV 400」とオペル/ボクスホール「モバノ」のほか、ルノーおよびルノー・トラックス向けに商用バン「マスター」を生産している。

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