中国、ラトビアの輸送インフラに関心

中国の政府関係者が先ごろラトビアの首都リガを訪問し、同国の運輸省幹部と会合した。運輸省が現地のLETA通信に対し明らかにした。同省のアウグリス大臣と中国国家発展改革委員会などの関係者が出席した会合で、中国側はラトビアと北欧を結ぶ複合一貫輸送インフラの整備事業にる関心を示し、バルト海諸国を結ぶバルティカ鉄道プロジェクトと国営エア・バルティックに投資する意向を示した。

今回ラトビアを訪問したのは国家発展改革委員会副主任の宁吉喆氏をヘッドとする一行で交通運輸部、国家開発銀行の関係者が同行した。会合ではラトビア側から同国の運輸セクター及びインフラ整備プロジェクトの最新状況について説明が行われた。また、中国側は東欧16カ国・中国フォーラム(16+1)におけるラトビアの重要性を強調。欧州連合(EU)が進める欧州横断運輸ネットワークと中国の一帯一路構想を連携させたいとし、協力を求めた。

また一行はラトビア自由港を視察し同港の貨物取扱能力やクリエヴ島におけるターミナル基地の整備進捗状況などについて説明を受けた。

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