ロスネフチ、東シベリア油田権益の一部を印企業に売却

ロシアの国営石油大手ロスネフチは16日、英石油大手BPと共同開発している東シベリアのタース・ユリャフ油田権益の29.9%をインドの企業連合に売却することで正式契約したと発表した。これによりロスネフチの権益シェアは50.1%に縮小する。

同権益を取得するのはインド石油最大手の国営インディアン・オイルとオイル・インディア、バラート・ペトロリソーシーズの3社。BPは昨年6月、同権益の20%を取得しており、インド企業ともこれに近い条件で契約したとしている。

タース・ユリャフ油田は埋蔵量が東シベリアで最大級の油田。現在は1日当たり約2万バレルを生産している。

ロスネフチは昨年、インドのエッサールと長期原油供給契約を結び、同社のヴァディナール製油所にも資本参加するなど、同国を新たな市場として注目している。

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