ハンガリー中央銀行の国立銀行は3月22日、政策金利のひとつである翌日物預入金利を0.15ポイント引き下げ、マイナス0.05%とすることを決めた。物価が上がりにくい状況が続いていることを受けたもので、主要政策金利も0.15ポイント引き下げて過去最低の1.2%とした。
ハンガリーの2月のインフレ率は前年同期比0.3%と、中銀が目標とする3%前後を大きく下回っている。中銀は物価を下支えするため、金融緩和に踏み切った。
欧州でのマイナス金利導入は欧州中央銀行(ECB)とスウェーデン、デンマーク、スイスの中銀に続く5例目となる。