スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カーズは4月27日、英国のロンドンで大規模な自動運転車の実証試験「ドライブミーロンドン(Drive Me London)」を実施すると発表した。一般ドライバーの協力を得て公道で自動運転機能を使用してもらう。自動車の安全や盗難防止に関する調査研究を手がける英国のサッチャム自動車保険修理研究センター(以下、サッチャム)も同プロジェクトに協力する。
「ドライブミーロンドン」は半(セミ)自動運転車を使って2017年初めに開始する予定。2018年には同プロジェクトに投入する車両が最大100台になる予定。ボルボは同試験で得たデータを実際の運転状況に適した自動運転車の開発に活用する。サッチャムは技術的なデータ分析やトライアルで必要となる職業テストドライバーの提供などで協力する。
自動運転車は実用化により、安全性の向上や渋滞解消、大気汚染の改善、時間節約の効果があると期待されている。