バイエル―家庭用園芸薬剤事業を売却、仏SBMに―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は19日、家庭用園芸薬剤事業を仏SBMデヴロプマンに売却することで合意したと発表した。非農業用薬剤を手がけるエンバイロサイエンス部門の経営資源を業者向け分野に絞り込み成長を加速させることが狙い。取引金額は公表していない。独禁当局の審査などを経て売却手続きが10月に完了すると見込んでいる。

バイエルの家庭用園芸薬剤事業は従業員が250人で、昨年の売上高は2億3,900万ユーロだった。

SBMは仏家庭用薬剤市場の最大手メーカーで、同分野の世界最大手になることを目指している。今回の買収により、欧州事業を強化するほか、戦略上重要な北米市場への参入を果たす。

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