市場調査大手GfKが5月25日発表した1-3月期(第1四半期)の独電化製品市場規模は前年同期比1.8%減の137億6,800万ユーロに縮小した。イースター休暇が昨年の4月から今年は3月に早まったことなどが響いた格好。計7部門のうち5部門で売上高が落ち込んだ。
下落幅が最も大きかったのはカメラ(付属品を含む)で、10%減の3億5,400万ユーロに後退。コンシューマーエレクトロニクスも6.7%減の18億8,000万ユーロと振るわなかった。
通信機器は24億9,100万ユーロで、3.6%減少した。ただ、ウエアラブルは177.7%増と急拡大。大型スマートフォンもこれまでに引き続き好調だったという。
情報機器は1.3%減の44億9,000万ユーロ、オフィス機器(消耗品を含む)は1.8%減の12億2,900万ユーロだった。
白物家電は好調で、大型は2.3%増の21億9,200万ユーロに拡大。小型は4.5%増えて11億3,100万ユーロとなった。
4-6月期はサッカー欧州選手権の効果でテレビ販売台数が増加する見通し。