路面で太陽光発電、独RWTHなどが研究

ドイツのアーヘン工科大学(RWTH)は、道路の路面に太陽光発電モジュールを設置して発電する技術に関するプロジェクトに取り組んでいる。連邦経済エネルギー省の支援を受けて、当該技術の技術・経済面のリスクについ研究・調査する。実施期間は2年で、水平面に設置するタイプの太陽光発電設備を提供するドイツのスタートアップ企業Solmoveも協力する。

RWTHとSolmoveは、デモ用の太陽光発電モジュールを共同で開発した。モジュールの厚さは5~6ミリメートルで、表面は、強度に優れ、滑りにくい特殊ガラスのカバーでおおわれている。トラックの走行に耐えるためには軸圧11.5トンの強度が求められるという。開発には、フラウンホーファー研究所や連邦道路研究所(BASt)、ユーリッヒ研究所、独特殊ガラスメーカーのJSJ Jodeitも参加している。

RWTHによると、路面で発電した電力は、電気自動車の充電や街灯に活用し、余剰電力を蓄電池に充電することもできる。また、車両の陰になりにくい歩道や進入路(乗り入れ用道路)などが設置場所として適していると見込んでいる。

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