欧州委員会が5月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は104.7となり、前月の104(速報値の103.9から改定)から0.7ポイント上昇した。景況感の改善は2カ月連続。1月以来の高水準となった。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では消費者が2.3ポイント、小売業が1.9ポイント、建設業が1.7ポイントの幅で上昇した。製造業は横ばい。サービス業は唯一、0.4ポイント低下と悪化した。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.5ポイント上回る105.7。主要国ではフランスが1.5ポイント、英国が1.3ポイント、ドイツが0.4ポイント、イタリアが0.3ポイント上昇した。スペインは0.4ポイント低下した。