仏新車登録、5月22.3%増

フランス自動車工業会(CCFA)が1日発表した同国の2016年5月の乗用車新車登録は17万5,834台となり、前年同月に比べ22.3%増加した。営業日が前年同月に比べ多かったことが急増の一因。営業日を調整した後の伸び幅は4%増にとどまる。1~5月の累計は前年同期比10.5%増の87万5,079台となった。

5月の登録台数のうち、フランス勢は、ルノー・グループが34.0%増の4万3,717台、PSAグループも25.6%増の5万1,911台と大きく伸びた。国外グループで最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは11.3%増の2万2,779台だった。

日本勢は、トヨタ・グループが25.0%増の6,654台、日産グループも5.2%増の6,232台を確保した。

■ スペイン20.9%増、イタリア27.3%%増

スペイン自動車工業会(ANFAC)によると、同国の5月の乗用車新車登録は前年同月比20.9%増の11万3,671台となり、3月、4月に続き3カ月連続で10万台を超えた。1~5月の累計は前年同期比12.5%増の49万9,444台に拡大した。同国の販売好調は、購買力の向上や一般消費者の信頼感改善に加え、国外からの観光客の増加を受けてハイシーズンの夏を前に観光業界で買い替え需要が高まっていることも背景にあるという。

イタリアの乗用車新車登録も好調だ。5月は前年同月比27.3%増の18万7,631台、1~5月の累計は20.5%増の87万5,778台となった。

上部へスクロール