英自動車生産、5月は26.4%増

英自動車工業会(SMMT)が6月30日発表した2016年5月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は15万802台となり、前年同月に比べ26.4%増加した。これは2015年8月(40.6%増)以降で最大の増加幅となる。国内向けが22.7%増、輸出向けも27.3%増といずれも好調だった。1~5月の累計は前年同期比13.6%増の73万8,516台となった。

■ 商用車生産は13.8%増、エンジン生産も14.6%増

5月の商用車生産も前年同月比13.8%増の7,748台と好調だった。国内向けが23.5%増、輸出も5.7%増加した。SMMTのホーズ会長は2015年に英国で生産した商用車のうち88%が欧州向けの輸出だったと説明し、現在の好調を維持するためには欧州市場への自由なアクセスを維持し、グローバル市場で新しい機会を求めていく必要があるとコメントした。1~5月の累計は前年同期比2.7%増の3万9,935台だった。

エンジン生産は前年同月比14.6%増の21万8,674基。輸出は0.7%減の12万598基にとどまったが、国内向けは41.4%増の9万8,076基と大きく伸びた。1~5月の累計は前年同期比7.7%増の111万8,190基に拡大した。

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