5月製造業売上0.8%減少、自動車が大きな足かせに

ドイツ連邦統計局が8日発表した5月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.8%下回った。同指数の低下は2カ月ぶり。自動車・自動車部品部門が6.8%減少して足を強く引っ張った格好だ。金属製品と機械もそれぞれ1.6%、1.3%の幅で落ち込んだ。食品・飼料は前月の反動で5.9%増と大きく拡大し、化学も1.5%伸びた。

地域別ではユーロ圏外が1.1%減、国内が0.9%減、ユーロ圏(ドイツを除く)が0.5%減だった。

5月の製造業売上(物価・営業日数調整)は前年同月比でも0.3%落ち込んだ。ユーロ圏は3.4%増加したものの、ユーロ圏外が2.2%減少。国内も0.7%後退した。

1~5月の累計(同)は前年同期を1.1%上回った。内訳はユーロ圏が4.2%増、国内が0.9%増、ユーロ圏外が0.9%減だった。

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