シーメンス―米で大型受注、風力タービン141基―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は7日、米国の再生可能エネルギー事業者パターン・エナジーから風力発電タービン141基を受注したと発表した。パターン・エナジーの「ブロードビュー・ウインド」プロジェクトに投入するもので、シーメンスは設置と保守点検も引き受ける。取引金額は明らかにしていない。シーメンスの金融サービス部門SFSは同プロジェクトに最大1億ドルを融資する。

ブロードビュー・ウインドはニューメキシコ州とテキサス州の計2カ所に風力発電パークを設置するプロジェクト。発電容量は合わせて324メガワット(MW)で、およそ18万世帯の電力需要に相当する。今月中に着工し年末から操業を開始する計画だ。

シーメンスは発電容量2.3MWのタービン「SWT-2.3-108」を納入する。同タービンはローター直径が108メートル、ハブの高さが80メートル。ブレードはアイオワ州フォート・マディソンの工場、ナセルとハブはカンザス州ハッチンソンの工場でそれぞれ生産する。

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