3Dプリンターを利用する企業の割合が最も高い国はドイツであることが、コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)が実施した調査で分かった。それによると、3Dプリンターをすでに利用している企業の割合はドイツで37%に達し、調査対象国平均の24%を大きく上回った。米国は16%、中国・韓国は24%だった。(グラフ参照)
3Dプリンターで生み出された売上高は世界全体で推定100億ユーロで、ドイツはその1割の約10億ユーロを占める。ただ、同プリンターで生み出された売り上げが企業売上全体に占める割合をみると、ドイツは1.8%で、世界平均の3%を下回る。米国は同5%を超えている。
EYは自ら選定した国の計900社を対象にアンケート調査を実施した。ドイツ企業はそのうち200社を占める。