高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が2日発表した2016年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBIT)は27億2,500万ユーロとなり、前年同期比で7.9%増加した。主力の自動車部門が好調で全体をけん引。売上高は4.5%増の250億1,400万ユーロで、純利益は11.4%増の19億4,900万ユーロと2ケタ台の伸びを記録した。
自動車部門のEBITは19.7%増の21億7,800万ユーロに拡大した。利幅の大きい旗艦モデル「7シリーズ」やSUVの販売が好調で利益が押し上げられた。同部門の売上高は5.6%増の228億7,200万ユーロで、売上高営業利益率(EBITベース)は前年同期の8.4%から9.5%へと上昇。同利益率は25四半期連続で目標レンジ(8~10%)の圏内かそれを上回る水準に達した。