自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が7月28日発表した2016年4-6月期(第2四半期)の営業利益は前年同期比45.6%減の18億9,900万ユーロと大きく落ち込んだ。ディーゼル車排ガス不正問題に絡んで引当金16億ユーロを積み増したことなどが響いた格好。純利益は56.7%減の11億5,500万ユーロだった。
特別要因を除いた営業利益は前年同期比19.8%増の43億8,600万ユーロに拡大した。売上高は1.7%増の569億7,100万ユーロで、売上高営業利益率(特別要因を除いたベース)は前年同期の6.5%から7.7%へと上昇した。
1-6月期の売上高は前年同期比0.8%減の1,079億3,500万ユーロに縮小。営業利益(同)は7.5%増の75億1,700万ユーロで、対売上比率(利益率)は前年同期の6.4%から7.0%に上昇した。特別要因を加味した営業利益は21.7%減の53億3,900万ユーロ、純利益は37.7%減の34億6,100万ユーロだった。