BMW、新しいエフィシェントダイナミクスエンジンシリーズ発表

独高級車大手のBMWは7月29日、改良を加えた新しい3気筒および4気筒のガソリンエンジンとディーゼルエンジンを発表した。設計構造や部品を共通化したモジュールシステムを引き続き採用し、コスト効率や高い生産柔軟性を確保した。燃費とエミッションはさらに改善しており、同時に性能も向上させた。ガソリン、ディーゼルエンジンのいずれも縦置きと横置きの両方が可能なため、BMWとMINIのほとんどのモデルに搭載することができる。

ガソリンエンジンは、燃費とエミッションを最大5%改善し、出力は5kW/7PS、最大トルクを20Nm向上させた。

ディーゼルエンジンも燃費と二酸化炭素(CO2)排出量をそれぞれ最大5%低減した。4気筒ディーゼルエンジンでは、加速の反応(スロットル・レスポンス)を改善するため、すべての4気筒エンジンに異なるサイズのターボチャージャー2基を使用したマルチステージターボチャージング技術を採用した。マルチステージターボチャージングはこれまで出力の高い4気筒エンジンのみに採用していた。

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