独高級車大手のBMWが電気自動車によるフォーミュラカーレース「フォーミュラE」に参戦する米レーシングチームのアンドレッティ・フォーミュラE・チームとのエンジニアリング提携を発表するとの憶測が出ている。両者は電気モーターとパワーエレクトロニクスの開発で協力すると見られている。英自動車専門誌『オートカー』(電子版、7月21日付)が報じた。
BMWはサブブランド「BMW i」を立ち上げ両分野において広範囲なノウハウを蓄積している。同誌によると、BMWはエレクトロ・モビリティの第2波として小型SUV「i5」などの市場投入を計画しており、電気自動車の開発チームの競争力を2020年までに飛躍的に高めるためのスプリングボートとしてアンドレッティとの提携を活用する狙いと見られている。
BMWはセーフティーカーに「i8」を投入するなどフォーミュラEを積極的にサポートしている。