フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディに新たな排ガス不正疑惑が浮上している。日曜版『ビルト』紙が報じたもので、同社の3リットルディーゼルエンジンに未承認のソフトプログラムが搭載されていることを、米当局が見つけ出したという。アウディの広報担当者は同紙の問い合わせに、米国で調査手続きが行われているため技術的な詳細はコメントできないと回答した。
同紙によると、問題となっているエンジンでは始動後22分に排ガス浄化装置が自動停止する。排ガス試験は20分間、行われることになっているため、同試験を踏まえて排ガス浄化装置の作動時間を設定した疑いが持たれている。