独CE市場、上半期は2.3%縮小

民生通信エレクトロニクス協会(gfu)が22日発表した1-6月期(上半期)の独コンシューマーエレクトロニクス(CE)市場規模は121億7,300万ユーロとなり、前年同期を2.3%下回った。1-3月期が前年同期比6.6%減と大きく落ち込んだことが響いた。

部門別でみると、情報機器が7.0%減の33億300万ユーロと特に振るわなかった。パソコンはデスクトップで20.3%減少。タブレットPCも11.3%落ち込んだ。ノートパソコンは5.7%減だった。

娯楽家電も3.0%減の41億6,700万ユーロに縮小した。ただ、テレビはサッカー・ワールドカップ(W杯)の効果で4.1%増の19億700万ユーロに拡大。販売台数が0.9%増の330万2,000台へと伸び、平均価格は3.2%増の578ユーロに上昇した。

デジタルカメラの売上高は15.5%減の4億3,500万ユーロとなり、これまでに引き続き大きく後退した。販売台数が24.5%減の120万5,000台に落ち込んだことが響いた格好。平均価格は12.0%増の361ユーロへと大きく上昇した。

通信機器部門の売上高は47億300万ユーロで、1.8%増加した。同売上の大半を占めるスマートフォンは販売減(5.5%の1,073万2,000台)が響いて1.0%減の43億2,200万ユーロに落ち込んだものの、ウエアラブルが143.2%増の1億9,000万ユーロと急拡大し、全体をけん引した。ウエアラブルの販売台数は62.7%増の135万1,000台、平均価格は49.5%増の141ユーロだった。

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