第2四半期の成長率鈍化、設備・建設投資が足かせに

ドイツ連邦統計局は24日、2016年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、前期比の実質成長率は0.4%で、速報値と変わらず、前期の同0.7%から鈍化。企業の投資活動が振るわず足を強く引っ張った格好だ。

項目別の成長率をみると、設備投資は前期比2.4%減、建設投資は1.6%減と大きく落ち込んだ。設備投資が減少するのは5四半期ぶり、建設投資は同2四半期ぶり。民間最終消費支出と政府最終消費支出はそれぞれ0.2%、0.6%増えたものの、内需全体では0.2%減となった。

GDPをけん引したのは外需(輸出-輸入)で、成長率0.4%に占める寄与度は0.6ポイントに達した。内需は同マイナス0.2ポイントだった。

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