「トルコ・ストリーム」加速へ、ガスプロムとトルコ政府が合意

ロシア国営ガス会社ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は8月31日、訪問先のトルコで同国のアルバイラク・エネルギー天然資源相と会談し、トルコ向け新パイプライン敷設計画「トルコ・ストリーム」の加速で合意した。エネルギー天然資源省によると、両者はプロジェクトの実現に必要な諸条件を早期に確定することで一致した。

トルコ・ストリームはロシアと欧州連合(EU)との関係悪化でとん挫したガスパイプライン「サウス・ストリ−ム」の黒海までのルートを引き継ぎ、トルコのギリシャ国境まで敷設するプロジェクト。昨年11月のロシア軍機撃墜事件を受けて凍結されていたが、今年8月のエルドアン大統領とプーチン大統領の会談を機に計画が再開された。

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