「ポルシェ・デジタル・ラボ」、ベルリンに開設

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級スポーツカーメーカーであるポルシェは8月26日、ドイツのベルリンに「ポルシェ・デジタル・ラボ」を開設したと発表した。革新的な情報技術を持つ企業や新興企業、研究者と協力するためのプラットフォームとする計画。ポルシェのプロセス・ITコンサルティング子会社であるミーシュケ・ホーフマン・アンド・パートナー(MHP)も今回の取り組みに協力する。

「ポルシェ・デジタル・ラボ」では、ポルシェとMHPの従業員によるチームが、ビッグ・データと機械学習、マイクロサービスとクラウド技術、インダストリー4.0とモノのインターネット(IoT)といった分野における革新的な技術を実用化することを目指し、トレンド分析から、新アイデアの開発、ITプロトタイプの作成などに取り組む。同取り組みの実現には、外部の企業や研究者との協力が欠かせないとの判断から、新興企業の多いベルリンを拠点に選んだ。

ポルシェは2016年5月にデジタル技術を活用したモビリティサービスの開発や事業プロセスの改善などに取り組む子会社ポルシェ・デジタルの設立を発表したばかり。今回設立したポルシェ・デジタル・ラボは、ポルシェ・デジタルとも協力する。ポルシェ・デジタルは、シュツットガルト近郊のルードヴィヒスブルクに拠点を置く。

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