BMW「i3」、世界各地の警察が調達

世界各地の警察が独高級車大手BMWの電気自動車「i3」を購入している。BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカは2016年6月にロサンゼルス市警察(LAPD)に電気自動車「i3」を100台納車する案件を落札したと発表した。独日刊紙『ウェルト』(8月26日付)によると、このほかにも、ロンドン、ローマ、ミュンヘン、オーストリア、ルーマニアのブカレストでも警察が「i3」を購入したという。

また、公的機関や自治体、法人でも「i3」を購入するケースが見られるという。ドイツや英国では消防署が「i3」を調達しており、ポーランドでは銀行が現金輸送車に使用しているという。

『ウェルト』紙では、「i3」はベースモデルの価格が3万6,150ユーロ~と他の電気自動車と比べても高価格であるにもかかわらず需要がある理由として、エミッションフリーのエコカーを投入するという取り組みへの意気込みがBMWのブランド力に反映されており、「i3」はデザインに特徴があり、外部へのアピール効果も高いことが一因ではないかと分析している。

なお、ロサンゼルス市警では今春から「i3」を一般業務に投入しているが、パトロール業務には使用してらず、非緊急時のフリート車両として、警官の移動や地域の奉仕活動などに使用している。

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