米ローカルモーターズ、3Dプリンタによる自動運転バスをベルリンで製造

米新興企業のローカルモーターズは、4カ所目の製造拠点としてドイツのベルリンのアルト・トレプトウ地区に生産棟を確保したもようだ。同社の欧州事業を統括するヴォルフガング・ベルン氏が1日、独経済誌『ヴィルツシャフツボッヘ』の報道を追認した。

ローカルモーターズは3Dプリンタで製造した部品を多用して自動車を生産している。ベルリンでは自動運転バス「Olli」を生産する計画で、2017年は年約50台の生産を計画している。従業員は差し当たり12人程を予定している。

「Olli」は乗員数が12人で、時速20キロメートルで走行する。ベルン氏によると、同社はすでにデンマークで最初の受注を獲得した。また、ドイツでは交通会社や大学から関心が寄せられているという。

なお、ドイツでは9月末からベルリンのシェーネベルクにあるオイレフ・キャンパスの敷地内で、自動運転バス「Olli」の実証試験を実施する。入口から同キャンパス内にあるオフィスまでの移動をサポートする計画という。将来は、例えば最寄り駅とキャンパスを結ぶ自動運転バスの実証試験を実施する方針を示している。

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