化学業界第2四半期売上1.6%減に、下半期も低迷見通し

独化学工業会(VCI)が6日発表した2016年第2四半期(4~6月)の独業界売上高(製薬を含む)は前期比で1.6%減となり、4四半期連続で落ち込んだ。国内の製造業生産が低迷しているうえ、国外需要も低調なためで、前年同期比では減少幅が6.1%に達した。VCIのマリイン・デッカーズ会長は「下半期も勢いに欠ける」との見方を示した。英国の欧州連合(EU)離脱決定は追い打ちになるとしている。

第2四半期の業界生産高は前期比で1.0%減少した。工場稼働率は84.1%。出荷価格は0.4%低下した。

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