ベルリンがロンドンに事務所、英企業誘致へ

ベルリン市は12日、ロンドンで経済事務所の開所式を行った。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて国外移転などを検討する企業が同国で増えていることから、補助金などに関する情報を提供し誘致に努める考えだ。ベルリンが国外に経済事務所を設置するのはトルコのイスタンブール(昨年5月)に次いで2カ所目。

起業が盛んなロンドン北部のカムデン地区に事務所を構えた。ベルリンはドイツでスタートアップ企業が最も多く、市当局は若い英国企業のベルリン移転・進出を促進して起業環境を一段と活性化させる考えだ。

開所式には現地の起業家と投資家がおよそ40人、参加した。不動産分野の新興企業で先ごろベルリン移転を決めたブリックベストの関係者も出席したという。

同事務所の運営はスタートアップシーンに精通した会計監査大手のKPMGが引き受ける。

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