独エネルギー大手のEnBWは19日、アウトバーンの休憩所に急速充電スタンドを設置することで休憩所運営大手のタンク・ウント・ラストと提携すると発表した。連邦経済省の研究プロジェクト「高速道路・大都市圏急速充電網(SLAM)」の一環で、助成金を受ける。
両社はEnBWの地元バーデン・ヴュルテンベルク州内のアウトバーンで休憩所34カ所に急速充電器をそれぞれ2台、設置することで合意した。EnBWが設置と運営を引き受け、タンク・ウント・ラストは用地を提供する。設置作業は年内に終了する見通し。
充電器の出力は50キロワット(KW)。将来的には150KWないしそれ以上に引き上げる考えで、2018年から150KWのパイロットプロジェクトを開始する。
タンク・ウント・ラストは連邦交通省と共同で国内のアウトバーンに充電ステーション計400カ所を開設するプロジェクトにも取り組んでいる。すでに50カ所以上の休憩所に設置した。EmBWとの今回の提携はこれを補完するものとなる。