カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは9月15日、傘下のマグナ・シュタイヤー(オーストリア)が独高級車大手BMWの新型「5シリーズ」を受託生産すると発表した。グラーツ工場で2017年に生産を開始する見通し。BMWもドイツのディンゴルフィング工場で同モデルを生産する。
マグナは2001年からBMWグループと戦略提携関係にあり、2003年にBMW「X3」の受託生産を開始した。その後、2010年にはMINI「カントリーマン」、2012年にはMINI「ペースマン」の受託生産も受注している。
2017年には、BMWに加え、ジャガー・ランドローバー(JLR)の受託生産も開始する。さらに、メルセデス・ベンツ「Gクラス」の受託生産契約の継続が決まったため、マグナはグラーツ工場の生産規模が2018年までに年約20万台に達すると見込んでいる。