マグナ、スロベニアに新工場建設か=独紙

独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナル傘下のマグナ・シュタイヤー(オーストリア)はスロベニアに新工場を建設する計画のもようだ。2018年には受託生産モデルが自動車メーカー4社の計6モデルに拡大するためで、スロベニア工場では主に組み立て作業の前工程や車体製造を行う計画であると報じている。

同紙によると、マグナ・シュタイヤーがオーストリアのグラーツ工場において2018年に生産するモデルは、メルセデス・ベンツ「Gクラス」、BMWの「5シリーズ」と「Z5」、ジャガー・ランドローバー(JLR)の電気自動車とランドローバー「ディスカバリー」、トヨタの新型「スープラ」になるもよう。新型「スープラ」はトヨタとBMWとの共同開発モデルで、BMW「Z5」と技術的な共通点が多いと見られている。ただ、JLRの2モデルと新型「スープラ」については、マグナも自動車メーカー側もコメントを控えている。

『オートモビルボッヘ』紙によると、マグナ・シュタイヤーは受託生産の受注好調を受けて、生産能力の増強に約5億ユーロを投資する計画で、従業員も約3,000人増員する見通し。

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