独高級車大手のBMWは9月29日、パリ・モーターショーで「コンセプトX2」を世界初披露した。同社のイアン・ロバートソン取締役(販売・マーケティング担当)は、「コンセプトX2」はコンパクトカーとSUVの両セグメントのニーズに応えたXシリーズの新モデルであると述べ、コンパクトクラスにおける初のスポーツ・アクティビティ・クーペになると強調した。「X2」は2018年春に市場投入する予定。
■ 18年に「i8 ロードスター」発売、MINIからプラグインハイブリッド車も
ロバートソン取締役はこのほか、サブブランド「BMW i」から2018年に「i8 ロードスター」を発売する計画を明らかにした。
さらに、「BMW i」のeドライブ技術は、BMWグループの他のモデルの電気駆動化に体系的に活用していくと説明し、BMWブランドから現在、販売しているプラグインハイブリッドモデル「iパフォーマンス」の4モデルは、想定以上に高い需要があり、生産台数を引き上げている、と明らかにした。今後さらに、MINIブランドも含め、プラグインハイブリッドモデルを増やしていく方針を示した。
■ フォーミュラEで米レーシングチームと提携
また、同取締役は、「真の運転の歓び」と「持続可能性(サスティナビリティ)」は非常に互換性があると述べ、具体例として、数日前に発表した新しいグローバル・モータースポーツ戦略で明らかにした、電気自動車によるフォーミュラカーレース「フォーミュラE」における米レーシングチームのアンドレッティ・フォーミュラE・チームとの提携を挙げた。