VWグループ1〜9月販売2.4%増加、761万台に

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が14日発表した2016年1〜9月のグループ新車販売台数は760万9,400台となり、前年同期比で2.4%増加した。同社最大の市場である中国が好調だったことが大きく、販売に占める同国の割合は37.5%に達した。

中国販売は285万3,900台で、10.7%増加。これを受けアジア・太平洋は8.1%増の311万1,700台に拡大した。欧州も好調で、西欧は3.0%増の270万100台に上った。東欧は主力市場ロシア(5.4%減の12万400台)の不振にもかかわらず6.8%増えて48万2,200台となった。

北米は1.1%減の68万5,800台に落ち込んだ。米国が6.1%減の42万6,000台に後退したことが響いた。南米は27.2%減の32万台とこれまでに引き続き大幅に縮小した。

ブランド別では商用車のMAN(0.4%減の7万4,100台)を除いてすべて増加した。VWブランド乗用車は0.6%増の437万4,900台に拡大。年初からの累積販売台数で今年初めて前年同期を上回った。

その他の主な乗用車ブランドはシュコダが6.2%増の84万900台、アウディが4.5%増の140万8,800台、ポルシェが3.0%増の17万8,300台、セアトが1.5%増の31万2,900台。商用車はVWブランド商用車が9.1%増の35万800台、スカニアが6.9%増の5万8,700台だった。

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