自動車大手の独ダイムラーは13日、ポーランドに5億ユーロを投じて乗用車用エンジン工場を建設すると発表した。同国での生産拠点開設は初めて。2019年の完工、20年の稼働を見込む。
南西部ヴロツワフ近郊のヤヴォルに建設される新工場では、主にメルセデス向けの4気筒ガソリン、ディーゼルエンジンを生産する。ドイツ国外では2番目のエンジン生産拠点となる。東欧での生産能力を拡大することで、パワートレイン(エンジン、クラッチ、変速機などの動力伝達装置)生産ネットワークの柔軟性、効率性を高める狙いがある。数百人の新規雇用を見込む。