電子機器向け保険サービスをルフトハンザが開始

航空大手の独ルフトハンザは9日、乗客保有の電子機器を対象とする損保商品の販売を開始した。チケット収入減少の穴を埋める収入源へと育て上げる考え。保険大手エルゴと提携してサービスを提供する。故障・損傷時の修理費用と盗難による損失が保険で賄われることになる。

預け入れ荷物を含めて乗客が荷物として持ち込んだすべての電子機器が同保険の対象となる。料金は1人用が39.99ユーロ、家族用が49.99ユーロ。利用者は出発当日までに契約を結ぶ。契約の有効期間は1年で、1回当たりの旅行では最大42日が適用期間となる。契約は1年が経過すると自動的に失効する。

出発空港での搭乗から帰着までの間に電子機器が壊れた場合に保険金が支払われる。保険の対象となる機器を個別に登録する必要はない。

修理費用は購入から1年以内の機器であれば3,000ユーロを上限に全額、保険で賄われる。同2年目の機器は修理費用の80%、3〜4年は60%、5年目は40%がそれぞれ賄われる。

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