自動車大手の独BMW、ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)および米フォードは29日、超急速充電スタンドを欧州の幹線沿いに設置するために合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。短時間で充電できる環境を整えることで電気自動車(EV)の普及を加速させる狙いだ。
来年から充電スタンド網の構築を開始する予定で、まずは400カ所に設置。2020年には数千カ所に拡大する。
設置する充電器はオープン規格であるCCS(コンバインド・チャージング・システム)に準拠しており、現行世代と次世代の大半のEVに対応している。出力が最大350キロワットと大きいことから、充電時間はこれまでに比べ大幅に短縮されるという。