テレコム・オーストリア、ベラルーシ事業を強化

メキシコ電気通信企業アメリカ・モービル傘下のテレコム・オーストリアは30日、ベラルーシの投資会社ZUBRキャピタル及び欧州復興開発銀行(EBRD)からベラルーシ固定通信2社の全株式を取得すると発表した。同国で展開する移動通信子会社ベルコムとサービスを統合し、固定・移動通信サービスを一手に提供できる態勢を整える。具体的な取引金額は明らかにされていないが、流動資金でまかなう。

取得するのは、固定通信事業者アトラント・テレコムとその子会社テレセット。両社は固定ブロードバンド、IPTV、ケーブルテレビ(CATV)、動画・音楽ライブラリなどのサービスを手がける。テレコム・オーストリアによると、両社はベラルーシ民間通信大手で、固定ブロードバンド通信加入者数は合計12万5,700人、CATV加入者数は4万6,000人に上る。昨年の売上高は1,600万ユーロ、営業利益(EBITDA)は400万ユーロだった。

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