英スポーツカーメーカーのロータスは、SUV市場参入に向けプロトタイプを製造している。同社のジャンマルク・ゲールズ最高経営責任者(CEO)がこのほど、独自動車専門誌『アウト・モートア・ウント・シュポルト』に明らかにした。年内にも完成する予定。商品化が決まれば、2020年に発売予定の新型「エリーゼ」の後に発売する見通しという。
ロータスは、競合のポルシェやジャガーなどが成功を収めているSUV市場に参入することで収益改善を目指す計画。ゲールズCEOによると、ロータスは今年、米国での「エヴォーラ400」の販売が好調なことを受け、約20年ぶりに営業黒字を確保できる見通しだ。
ゲールズCEOは2015年4月の英『オートカー』誌の取材に対し、SUVを中国で生産する可能性を示唆していた。アルミ製ボディなどを採用し、競合モデルに比べ約200キログラムの軽量化を目指しているという。