欧州委員会が11月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は106.5となり、前月の106.4から0.1ポイント上昇した。景況感の改善は3カ月連続。ただ、製造業で悪化し、小幅の伸びにとどまった。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では消費者が1.9ポイント、小売業が1.1ポイント、建設業が1.5ポイントの幅で上昇した。サービス業は横ばい。製造業は0.5ポイント低下した。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.4ポイント上回る107.3。主要国ではフランスと英国が1.5ポイント、スペインが0.8ポイント上昇した。ドイツは0.7ポイント、イタリアは0.8ポイントの幅で悪化した。