ZFサプライヤー賞を村田製作所とTDKが受賞

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは8日、同社の2016年サプライヤー賞を計7社に授与したと発表した。日本企業では村田製作所とTDKの2社が受賞。授賞式はポーランドのカトヴィツェで6日に行われた。

ZFサプライヤー賞は「イノベーション」「グローバル」「生産材料」「非生産材料」の4部門からなる。同社のヴィルヘルム・レーム取締役(材料管理担当)は「わが社の戦略目標5つのうち少なくとも2つ、すなわちグローバルにバランスの取れた市場浸透とイノベーション・コスト面での優位性は、取引先サプライヤーの貢献なしは実現が難しい」と発言。サプライヤーの努力に感謝を示した。

村田はイノベーション部門賞を受賞した。受賞は2年連続。同社はZFのEモビリティとアクティブ・パッシブセーフティ部門にコンデンサーやセンサーなどの電子部品を供給している。ZFの乗用車向け電動アクスルドライバーの量産開発に大きく貢献した。

TDKはグローバル部門賞を受賞した。同社は欧州、アジア、南米の3大陸でZFに電子部品を供給。ZFからは品質の安定と高さ、サブサプライヤーの管理、コスト効率の高さを評価された。

生産材料部門では蘭DSMエンジニアリング・プラスティクス、独バウマン、独エクスラーの3社が受賞。非生産材料部門では独ZITECインドゥストリーテヒニクと米フェデックスの2社が選ばれた。

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